お金の管理

まったく記憶がないのだが、


たぶん夫と話をして、


義母は認知症のようだから、


とりあえず金の管理をこっちでしよう、と決めたのだと思う。



それで、これ以下は記憶があるが、


義母名義の通帳が、どの銀行にどれだけあるのかを把握し、


収支を確認することにした。




まず、信用金庫の積み立てを解約することにした。


毎月、義母宅に担当の方が来て集金していたので知っていた。


お金のやり取りで、トラブルにでもなったら厄介だ。




たしか、この頃には、義母はお金を数えることが難しくなっていた。




関係ない話だが、信金の担当の方は、穏やかで人当たりの良い方だった。


ちょっとだけ申し訳ないような気持ちになる。

きっかけ

義母が認知症だと発覚したきっかけは、お決まりのような出来事だった。



4年前のある日、自宅に電話がかかってきた。


「家に泥棒が入ったみたいなのよ」と義母からだった。



義母は、歩いてすぐ近くの所に一人暮らしをしていた。



わたしは驚いて、すぐに駆けつけた。


でも、なんだかおかしい。。。



義母宅は荒らされてもいないし、


なにより義母の話がなんだかハッキリしなかった。



なにか盗られたものがあるのか、


どうして泥棒が入ったと思ったのか、


義母はどうしていたのか、など。



ざっと見たところでは、無くなっているものはないようだし、


とりあえず、通帳などがあることを確認して、


どうやら泥棒は入っていないようだと判断した。




その後、夫に、一部始終を伝えたのだと思うが、


そのあたりの記憶がまったく残っていない。

はじめに

夫の母親が、認知症になって、もうじき4年が経ちます。



4年経って、いま思うことや考えること、


また、この4年の間の出来事を振り返りながら、


記録としても書いていきたいと思います。




なぜ、今こうして書こうと思ったかというと、


いや以前から、書いてみたいとは思っていました。


でも、簡単に言うと、書けるほどの心の余裕がなかった。




それと、認知症を通して、今まさに考えさせられることがあり、


文字にして整理しておきたいという思いが強くなったからです。




できたら同じ境遇の方のお話も、伺いたいと思っています。
(そうでない方でも大歓迎です♪)