性格の変化(その2)
義母が認知症になって、明らかに変わったことは、
”なにもやりたくない病”になったことだ。
義母は自営の仕事をしており、認知症発覚の直前まで働いていた。
その仕事を辞めたら、あれもしたいこれもしたいと、
色んなことを意気揚々と語っていた。
それが、「なにもしたくない・・・」と弱弱しい様子に変わった。
思わず、「お義母さん、あんなに色々したいって言ってたのに・・・」
と言ってしまうほどの変わりようだった。
そして、この”何もしたくない病”は、認知症になってからずっと続いているようだ。
義母は、元々が社交的な性格で、人付き合いも多かったのだが、
出かけることさえも億劫になってしまった時期があった。(初期のころ)
いまは、付き合う友人もかなり少なくなり、
たまに誘われて出かける機会があると、嬉しそうには行くのだが、
出先では寝ていることも多いそうだ。
そして、もちろんだが、出かけた記憶は一切ないのだ。