叔母(その2)
さて、その叔母なのだが、
倒れてからは、他人の悪口を一切言わなくなった。
あんなに、あんなに、嫌な話ばかりしていたのに、
悪口どころか、マイナスな言葉もなくなってしまった。
ずっと一緒にいるわけではないので、
100%そうなのかは分からないが、
わたしの知る限りでは、
そういった言葉を聞くことはなくなった。
その点においては、単純に、良かったなぁと思う。
義母もその傾向があり、
気に障る話し方をしたり、自分勝手に怒ったりなど
ということは、めっきり減った。
認知症も、脳の病気だし、
くも膜下の叔母も同様に、
なにか脳内で起きたんだろうか、と勝手に思っている。
あるいは、”人生の終わりに向けての作業”が行われているんんだろうか。